日本語が上手な理由に迫ってみた。クリス・ハートさんの場合。
みなさん、こんにちは。
先日、NHKを見ていたら、「みんなのうた」でクリス・ハートさんが歌っていました。
以前から歌が上手だなぁと思っていました。
歌の中の日本語はとてもきれいだと思っていました。
日本で活躍する外国人のタレントさんはたくさんいて、みなさん日本語が上手です。
中には、わざと日本語をたどたどしくしている方もいらっしゃるそうですが。
そうしたほうが、日本人ウケするんだそうです。
ま、その話はおいといて。
日本語や日本の歌が上手な外国人のタレントさんはたくさんいますが、こうした日本語が上手な外国人に会うと、なぜ、こんなに日本語が上手になったのか、すごく気になってしまいます。
世界地図で見ると、日本は小さい小さい国です。
その国でしか話されていない言葉をなぜ、勉強したいのか。
なぜ、そんなに上手なのか。
知りたくて、知りたくて仕方ありません。
これは日本語教師だからでしょうか。
私にもよくわかりませんが、クリス・ハートさんについて少し調べてみましたので、皆さんとシェアしたいと思います。
クリスさんは1985年、アメリカのサンフランシスコで生まれました。
↑インタビューでどのように日本のポップシンガーになったかを語っています。
歌手の方は耳がとても良いので、日本語だけではなく、語学が堪能な方が多い印象なんですが、クリス・ハートさんが日本語を話す場面を見たことがありませんでした。
歌は日本語でとても上手だけど、会話はできませんと言うこともありますからね。
そこで、クリスさんの日本語での会話も聞いてみたかったので、探してみました。
↑ラジオ番組の録音ですね。
ビックリです!
自然な日本語でなまりがほとんどありません。
ここまで完璧な発音と文法で話しているのは、素晴らしいです。
以下、クリス・ハートさんを取材した記事をまとめてみました。
こちらの記事を参考にしました。→クリス・ハート 『Heart Song』インタビュー | Special | Billboard JAPAN
いつから、日本に興味を持ち始めたの?
12歳でJ-POPを好きになりましたけど、12歳のころって自分のアイデンティティを作る時期ですよね? そこからずっと日本の影響が大きくあって、ずっと日本に住みたいと思ってたんですよ。
それに最初は歌手になりたいっていう気持ちよりもミュージシャンになりたい気持ちだったんだけど、日本に来て文化を知って、歌手になりたくなった。日本の文化が好きだからもっと知りたいし、もっと良いこと、力になれることをやりたい。だからこそ歌手になりたいって気持ちができたんです。
「日本の文化が好き」という外国の方は多いです。
実際に移住しているクリスさん。大変なことってあるのでは?
異文化である日本文化。どう感じてる?
日本に来て、できる限り日本人らしい生活をしたいと思っていたから、毎日日本語で話していましたね。たとえば「home」も、仕事をやりながら“もう疲れちゃったな……、家に帰りたいな……”って思った経験を使って歌いました(笑)。
日本に住んで日本人と結婚したけど、まだ日本の文化や心を100%まで理解できていないから、100%理解できるまでがんばりたいです。
「日本人らしい生活をしたい」とか「100%理解」したいという気持ちが根本にあるんですね。
さて、日本語上手ですが、日本語についてどう思っているんだろう。
やっぱり敬語の使い方が難しいですね(笑)。敬語も日本の文化と繋がっていて、相手の立場や気持ちを考えている所がすごい。だから歌でもそんな風に、聴いている人の立場や気持ちを考えて、良い曲を作りたいんです。
この言葉に日本語教師として、しびれました!
「敬語はむずかしい!!」と言う人は多くいます。
しかし、その難しさがどこから来るのか、理解している人はなかなか出会えません。
今回、クリス・ハートさんのことを調べてみて、日本を愛する気持ちの強さがわかりました。
そして、きれいな声を持つ彼によって日本語が、日本のポップスがいろいろな人のもとに届くことを願っています。
何より、日本語を学んでいる外国人のみなさんの励みとなることを願っています。
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