★社会貢献・ボランティア

JICAボランティア「途中で帰国したい」私が任期を全うできた言葉。

Nihongo Friendsの皆さん、こんにちは。

MIKIです。

私は2005年から2年間ブラジルのパラナ州で日系日本語学校教師として活動してきました。

JICAの日系社会青年ボランティア(日系社会青年海外協力隊)、海外協力隊は2年間、任地へ赴いたら日本へ帰国することはできません。一親等の家族が亡くなった時のみ、一時帰国が許されています。

このような条件下で若いボランティア、隊員たちは任地へ赴きます。

今日は大好きなブラジルへ行ったけど、約半年で「帰国したい」と考えるようになった私の体験談をご紹介したいと思います。

現在、任地で「帰国」の選択肢があるボランティア、隊員の方。

ホームシックにかかっている海外在住の皆さん。

そんな方達の参考になればと思います。

 

それでは、早速いってみよう!!

 

体調に変化で気づいた自分のストレス

任地に着いて約半年経った頃、ふと気づくと毎月のバイオリズムが滞っていることに気づきました。

日々の忙しさと慣れない暑さのせいだろうと様子を見ていました。しかし、計算してみると、3周期ほど止まっていました。

それまでは順調なタイプだったので、とても不安になりました。

任地のお世話役の女性の方に相談し、学校をお休みすることになりました。

JICAの事務所にも相談したところ、「サンパウロで精密検査を受けましょう」を言うことになりました。

そんな大げさな。

と思いましたが、日系の女医さんのクリニックを紹介するからとのことで、夜行バスで12時間かけてサンパウロへ向かいました。

 

ホームシック

日本語が通じる女医さんのクリニックへ連れていってもらいました。

その時、ひそかに

何か重大な病気が見つかったらどうしよう。

と思う反面、

そうなったら、帰国できる

と考えていたのを今でもはっきり覚えています。

そうなんです。帰りたかったんです、日本へ。

当時、付き合っていた彼は日本で待っていてくれました(現在、夫)。

完全にホームシックにかかってました。

体は特に大きな病気を抱えていたわけではなく、少しの休養をとるように言われただけでした。

しかし、一度そう思い始めたら、もうこの思考が止まりません。

帰りたい、帰りたい、帰りたい

体の不調はココロの不調のシグナルだった

任地での業務の忙しさやブラジルの暑さのせいにして、気づかないふりをしていたのかもしれません。

日本で待っていてくれる人がいる、期待してくれている人がいる。

ここブラジルには日本からの先生が来たと喜んでくれている人がいる。

そんな期待に押しつぶされ、私の体は自分でも気づかないうちに無理をしていたのです。

サンパウロの夜

夜行バスで任地へ帰る前に現地採用されていたJICA職員の方と食事に行きました。

日本女性でとてもたくましくブラジルの地で生きていく覚悟をしている方の言葉にハッとしました。

帰国するかどうかは、自由に決めればいい。

でも、ここで帰ったら、一生「途中帰国者」だよ。

もう一度はないんだよ。

 

自分の人生だから、自分で決めなさい。

恋人がいるからとか、言い訳でしかない。

自分の人生は自分で切り開くの。

 

この言葉がとても悔しかった。

自分の意志でブラジルへ来て、任地の人と一緒に頑張ろうとしても何度も空回りする状況。

そんな状況から逃げ出そうとしている私の心を見透かされているようでした。

様々な経験を通しての彼女の言葉は、私のココロを大きく揺さぶりをかけたのでした。

 

サンパウロから帰った私はクヨクヨしている暇はない、

私の人生、私の足で歩いて行くんだ

と思い返し、処方してもらった薬で体調を万全にして活動を再開しました。

帰ると、みんな心配して出迎えてくれました。

あぁ、ここでよかったな。

と思っていたら、子どもから男性陣にいたるまで、サンパウロへ行っていた理由をしっかり知っていたことを知り、

これだから、日系社会は!!!

 

と遠い目になったのを覚えています。

最後に

この一件以降、「帰国したい」と思うことなく、任期を全うしました。

ここでご紹介した私の話は私自身の物語で、人によっても、任地によっても、「帰国したい」理由は違います。

ただ、「途中で帰国した」という思いがその後の人生に悪い影響とならないために、私の話をご紹介しました。

そして、JICA事務所のスタッフはボランティア、協力隊員の味方です。

こんな配慮をしてくれました。

サンパウロでの受診を勧めたのも、任地を離れることで行き詰まらないようにする

サンパウロの夜、食事に誘って話をしたのも、私の愚痴を聞き、ストレスを発散させるため

一人で抱え込まないで、ぜひJICA職員の方や同期と話をしてみてください。

必ず道は拓けます。応援しています。

帰国後、こんなこともありました。

 

おしまい